大学院を卒業後、研究者一筋の道を歩んでいた私は、45才のときに岐路に立たされました。部門長に任命され現場に携われなくなってしまったのです。現場での問題解決の面白さに魅了されていた私は、出世を取るかやりがいをとるか悩んだ挙句、自らの意思で出世コースを降りました。その時から、私のコンサルタント人生は始まったのです。
ところが、同じ問題解決といえど、研究者とコンサルタントの仕事はまったくの畑違い。研究者気質が抜け切れなかった私は独りよがりな提案書しか作れず、その後3年間に渡り、鳴かず飛ばずの時期を過ごしました。
しかし、そんな状態からのスタートだった私ですが、最終的には社長賞を3回受賞し、
TOP1%の証でもある役員待遇のクライアントパートナーというポジションまで上り詰めることができました。
なぜそれが実現できたのか。
それは
「この人のコンサルティングを受ければ、解けない問題はない」とクライアントから信頼されたからです。
IBMではコンサルタントと営業が別れています。営業が取ってきた仕事をこなすのが通常のコンサルタントの認識です。コンサルタントが新規の契約を取ってくることは滅多にありません。
ある時、私は単発1億円のプロジェクトで60億円のコスト削減という非常に大きな効果を挙げました。まさに超難解な問題解決を成し得たといえるでしょう。その実績がクライアント先の各部門で噂になり、1社の中の違う部門で年間1億円を超える複数の契約いただき、5年後には年間6億円のコンサルティング案件にまで成長させることに成功しました。
その経験から
と確信しました。
コンサルティングとは、クライアントから持ち込まれる全ての問題を代わりに解決してあげるということではありません。問題解決するのはあくまでもクライアント本人です。
パートナーとして寄り添い、クライアントや問題から一貫して問題から逃げないスタンスを保つことでクライアントとの間に強い信頼関係ができ、その後の受注に繋がります。
あなたは、クライアントが解決を求める問題について
という会話をしていますか?
これは極めて重要なプロセスです。クライアントが解く必要の無い問題を明らかにすることで、「本当に解くべき問題」だけにフォーカスできるようになります。
『クライアントは変えてなんぼ』
この信念を持ったパートナー型コンサルタントが、これからの社会から強く求められ、大きく活躍する機会を得ます。
そしてその
「本当に解くべき問題」について「パートナー型コンサルタントになるための問題解決の5大メソッド」を使って解いていくのです。
これによってコンサルタントにとって解けない問題はなくなり、コンサルタントビジネスを大きく飛躍させることが可能になります。